就職活動開始!


大学時代
大学は、拙著に書いてありますように、慶応大学文学部に行きました。2年生のときに専攻別クラスになるのですが、私は英米文学を専攻しました。はっきり言って、つまらなかったですね。もともと、慶応大学文学部を選んだ理由は、江藤淳が出たからです。高校時代、江藤淳の代表作「夏目漱石論」に打たれたからです。夏目漱石論は、三田文学という雑誌に投稿されたものでしたので、私も見た文学に投稿しようと意気揚々と大学に入ったのですが、なんと!あろうことか、私の在学中、三田文学は休刊だったのです。高校生の私が、三田文学が休刊だなんて知るわけないですよね。

就活時代
さて、他に作品を投稿する気もおきず、大学3年まではダラダラと毎日を過ごしていました。3年になって、複数の友人や先輩から「文学部出身者を採用する企業はない」と聞き、作家志望だった私は3年間ぶらぶらしてしまったので、何も書けず、就職するしかなかったので、公務員の道を選びました。公務員なら、学部は関係ないと思ったからです。

ちなみに、ですが、当時は「起業」という発想がありませんでした。高度成長・バブル景気という最中、大学を卒業したら就職が当たり前でした。私の父が自営業でしたので、自営業を選ぼうとした私は、父から「サラリーマンになれ」と助言されていたこともあり、どこかに就職するのが当然と思っていました。父の助言は、不安定な自営業よりも、安定したサラリーマンの方が良いと考えた上での助言でしたが、今となってはどっちもどっちですね。

公務員受験時代
同じ公務員でも国家公務員Ⅰ種試験を受かっていた方が企業への就職が有利になるというまことしやかなウワサを信じた私は、国家公務員Ⅰ種を法律職で受けることにしました。これが、私と法律との長い関係の始まりです。

3年生の春休みから、私は一心不乱に法律の勉強をしました。最初に民法を勉強したことが、その後の私の人生を決定付けます。我妻栄先生の「ダットサン」と呼ばれた「民法」を買い、読み始めたところ、面白くて止まりませんでした。全3巻(だったと記憶しています)を一気に読み上げました。憲法は、当時の私には退屈。刑法は、学説が多すぎてギブアップ。というわけで、民法で点数を稼がなければならなかった私は、他の教科書には目もくれず、ダットサンを何度も読みました。

それが良かったのか、4年生の夏、合格通知が届きました。今は知りませんが、当時は、合格通知をもらうと、翌日から「官庁訪問」をするしきたりでした。官庁訪問とは、文字通り、自分が入りたい官庁を訪問することです。何度訪問したかによって、採用が決まると聞いていましたので、私は毎日朝早くから夕方まで官庁訪問を続けました。

当時の官庁は、私立出身者には不利なうえ、文学部出身者はさらに敬遠されました。何のことはない、企業と同じ採用基準です。当時は、試験に合格すると、官庁訪問をして官庁から内定をもらって、人事院に内定をもらった官庁の名前を「志望する官庁」の欄に書いて提出するというのが「正式」な手続きでした。

結局、国税庁から家に「内定です」という電話があり、国税庁に入ろうかと思いましたが、まだ、運輸省(当時)の面接が途中でしたので、運輸省の合否が決まってから、志望官庁の順位を決めることにしていました。

時期は真夏。着慣れないスーツでアスファルトの上を歩いて官庁を片っ端から訪問するのです。もう、毎日、フラフラです。フラフラして、霞ヶ関から大手町まで歩いたある日、私は、つや消しの、私から見ると格好の良いビルの前を通りました。看板を見ると「住友信託銀行」と書いてあります。私は、そのビルの格好の良さにひかれ、住友信託銀行の門をたたきました。

テーマ : 金融商品取引法
ジャンル : ファイナンス

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プロフィール

川崎善徳

Author:川崎善徳

<ブログの紹介>
金融商品取引法の体系としては、「金融商品取引法」、「金融商品取引法施行令」の他に、「定義府令」、「企業内容開示府令」、「特定有価証券開示府令」、「証券情報提供府令」、「金商業等府令」、「取引等規制府令」、「開示ガイドライン」などがあります。つまり、膨大だということです。

ただし、金融商品取引法が対象としているものは、2つしかありません。「有価証券」と「デリバティブ取引」です。これ以外のことを金融商品取引法は対象にしていません。また、金融商品取引法の規制には、3つの種類しかありません。「開示規制」、「業者規制(行為規制)」、「不公正取引規制」です。先に挙げた内閣府令はすべて(例外なく)、この3つのいずれかに関連しています。

開示規制は、上場会社や公募債発行の経験あるいは予定のある会社に関わる規制です。業者規制は、金融商品取引業者はもちろん、自主規制機関にも関わる規制です。不公正取引規制は、すべての人(個人・法人、居住者・非居住者を問わない)に関わる規制です。このため、膨大かつ難関な法律とされています。

このブログは、膨大かつ難解な金融商品取引法を、実務経験と知識に基づき、実務に役立つように、やさしく解説している、金融商品取引法の実務に関する日本初の、情報量で国内最大のブログです。

<プロフィール>
川崎善徳。1988年、慶應義塾大学文学部卒業、住友信託銀行に入社。1992年から証券業務のコンプライアンスを担当。1999年、転職し、アセットマネジメント会社や銀行のコンプライアンス部門を経て、BNPパリバ証券コンプライアンス部長、新生証券取締役コンプライアンス部長を歴任。2004年、行政書士登録。JSL行政書士事務所代表。

JSL行政書士事務所は、200社以上の金融商品取引業者との取引経験に基づき、金融商品取引業者の監査とコンサルティングを実施するコンサルティング・オフィス。また、金融商品取引業者のM&Aのアドバイザー、社内研修の講師、セミナーの講師も行っている。顧問契約を締結している金融商品取引業者は、証券会社(一種業者)、不動産信託受益権販売業者(二種業者)、事業型ファンド販売会社(二種業者)、不動産信託受益に関する助言業者(助言業者)、株券に関する助言業者(助言業者)、不動産AM(運用業者)他と多様な業種に及ぶ。

著書・雑誌:「金融商品取引法の基本がよくわかる本」(中経出版)、「金融商品取引法対応マニュアル」(住宅新報社)、「プレジデント」(取材)、「週刊金融財政事情」(取材)他

社内研修:東証一部上場会社、ジャスダック上場会社、上場会社の子会社、独立系企業、外資系企業と多岐にわたる金融商品取引業者の依頼に応じて日本全国で役員研修・社員研修を実施

セミナー講師:「投資助言業者のための検査対策」(金融財務研究会)、「第二種金融商品取引業者のための検査対策」(金融財務研究会、金融ファクシミリ新聞)、「第二種金融商品取引業者のための効果的な内部監査」(金融ファクシミリ新聞)

メールマガジン:、読者数国内最多の金融商品取引法専門メールマガジンを金融商品取引業者と金融当局に配信中

JSL行政書士事務所代表
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング1階
電話:03-5533-8785
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